てんかんの治療方法は、現在では薬物治療が一般的となっています。適切な薬物療法を行う事によって、脳の神経細胞の電気的な興奮を抑えたり、興奮が他の神経細胞に伝わらないようにして、発作の回数を減少させたり症状を軽減させたりする効果が期待出来るのです。薬物治療を行うにあたっては、主治医の指示に従って毎日規則正しく服用し、勝手に中断しない事が最も重要な点となります。これは、今までのリズムが乱れてしまうと、再び発作を誘発する原因となってしまい、大変危険だからです。また、薬物治療には眠気やふらつきと言った副作用を伴うケースが殆どで、これは特に薬を飲み始めた頃に強く出やすいので、車の運転や危険な場所での作業は避ける必要があります。できれば、一種類の薬で発作をコントロールする単薬療法が理想です。でも、どうしても一種類のみの薬でコントロール出来ない場合には、二種類以上の薬を服用する多薬療法を行う場合もあるでしょう。一般的に、薬物療法に使用されている抗てんかん薬は、最後の発作から2〜4年、脳波検査で異常が見られなくなってからも2年以上はゆっくりと薬の量を減らしながら服用を続けます。薬の中止後も発作が再発する可能性がありますので、半年から1年に1回程度は脳波検査を含む診断を定期的に受ける事が勧められています。適切な薬物治療を行う事で、7〜8割のケースで発作をコントロールする事が可能となります。ただ、残りのケースは、「難治性てんかん」と呼ばれ、薬でも発作がコントロール出来ない場合もありますー